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キャメロン首相、核戦力維持を強調

イギリスのキャメロン首相は4日付のイギリス紙テレグラフへの寄稿で、「アメリカ全土を射程とする北朝鮮の長距離弾道ミサイルが現実のものとなれば(欧州も射程内となる恐れがあり)、全欧州に影響が及ぶ」と警告し、その上で「(北朝鮮の)核の脅威にイギリスが無防備でいるのはばかげている」と述べ、現有の核戦力を維持していくと強調しました。

イギリスの核戦力は、核弾頭を積んだ潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)のみですが、2028年以降にSLBM搭載の戦略原潜が退役する予定となっており、与野党の一部からは、東西冷戦時代から続く核抑止体制の見直し論が出ています。キャメロン首相の寄稿は見直し論に反論するもので、北朝鮮とイランを挙げて「新たな核武装国が現れる危険性が高まり、脅威は増している」としています。

現実的な選択でしょう。ミサイル防衛システムもまだ完全とは言えませんし、核兵器への対抗手段は同じ核兵器しかありません。日本では未だに、いい年をしながら非武装中立などという幻想論を本気で主張する人間がいますが。