Monthly Archive » 5月 2013

マラソン吉田香織が薬物違反

日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の23日発表によると、女子マラソンの吉田香織(31)がドーピング違反で資格停止1年の処分を受けたそうです。

JADAによると昨年11月、持久力向上効果のある禁止薬物エリスロポエチンを、貧血の治療のため医師が吉田に投与。12月に出場し4位に入ったホノルルマラソン(アメリカ)のドーピング検査で陽性反応が出たと言うことです。吉田本人は禁止薬物の投与を、ドーピング検査の結果が出るまで知らなかったとのこと。

エリスロポエチンは、赤血球の産生を促進するホルモンです。エポエチンアルファ(商品名エスポー)、エポエチンベータ(商品名エポジン)といった遺伝子組換えによるエリスロポエチン製剤があり、腎性貧血に用いられます。日本では保険適応上、腎性貧血にのみ用いられていますが、欧米では各種悪性疾患にともなう貧血などにも用いられます。
エリスロポエチンは赤血球の増加効果を持つことから、筋肉への酸素供給量を高め持久力を向上させる目的で、長距離系スポーツのドーピングに使用されており、ツール・ド・フランスで7回優勝したランス・アームストロングがインタビューで、かつてエリスロポエチンを使ったドーピングを行なっていたことを認めています。